ベランダでの喫煙は、賃貸の管理会社への苦情の中でも上位に入る相談数の多い問題です。
そもそも、ベランダ喫煙って問題にならないのでしょうか?
そして、被害にあった際の解決方法は、知っておきべきです。
私の実際の体験談から、無事解決するまでの経緯やその具体的な方法について紹介します。
ベランダ喫煙はありなのか?
そもそも、ベランダ喫煙って問題にならないのでしょうか?
実は、法的に禁止されてるわけではありません。
というより、
によって定められているため、住んでる物件の書類で確認する必要があります。
ちなみに、ベランダ喫煙が禁止である場合は、
などと書かれています。
その場合は拘束力が強いため、被害を受けたらただちにそれぞれの相談先に苦情を伝えましょう。
【体験談】隣人のベランダ喫煙に気づく

では実際に、私の体験談を語ります。
夏や冬は窓を閉め切っている時間が長いため、分からなかったのですが…。
春になり、ベランダのドアを開ける機会が増えたことで、気づきました。
洗濯物を干したり気候がいいと網戸で過ごすことが多いので、日を増すごとに苦痛で不快な気分に。
隣人のベランダでの喫煙の状況としては、
といった感じです。
家族や友人などの周囲に相談しても、
- 毎日、何度も臭ってくるわけではないこと
- 煙が漂ってくるわけではない
- 重大な被害を被っているわけではない
と冷静な判断を受け、
管理会社に相談するには弱いかぁ~。
と感じ、お先真っ暗な状態でした。
しかし、ある日気づきました!
わずかではありますが洗濯物の被害と、換気口からも臭いが部屋に侵入し、24時間換気もできない状態でした。
したがって、「言うだけ言ってみよう!」と勇気を出し、管理会社に相談することにしたのです。
ベランダでのタバコ問題を解決するために行ったこと

迷惑していることを間接的にアピールしてみる
隣の住人が、タバコを吸っていることに気づいてから数日後…。
相手を刺激しない程度に、間接的に”迷惑だぞアピール”をしてみました。
しかし、変化なしでした。
つまり、「無駄な抵抗に終わる」ということです。
相手が、
などではない限り、おそらく相手は気づきません。
そう悟ったとき、相手がこちらを変に意識する可能性も考え、間接的な、喫煙やめてアピールは控えることにしました。
自分で防げることは試してみる
まずは、管理会社に即相談することを考えました。
しかし、相手がどういう人か分からないうえ、注意喚起をしたことで関係の悪化や逆に嫌がらせ等の可能性も頭にあったため、慎重になっていました。
そして、喫煙状況もそこまで頻繁ではないことも考えると、自分でできる対策から始めてみようと試みました。
「これでタバコの被害をず、なんとか過ごせそう!」と、とりあえず安心していました。
・・・しかし。
とにかく疲れる!!!
・・・ということで!
相談だけでもと思い、ついに管理会社の力に頼ろうと決意しました。
限界を感じ管理会社に苦情相談
管理会社に相談すると、詳しく聞かれたことは、
の2点でした。
そして、
と、事実+少し話を盛ってお話させていただきました。
すると結構あっさり、
「注意喚起のチラシを出します」
と受け入れてくださり、その方向で進めることになったのです。
管理会社が対応してくれたこと全て
ちなみにうちの賃貸マンションの規約では、
共用部分での喫煙は禁止
となっています。
「ベランダも共用部分」という意見を聞きますが、明確には、
専用使用権が認められた
共用部分
なのだそう。
したがって、「ベランダでの喫煙禁止」といった規約ではないため、”禁止と言えない”と言われたのです。
ガーーーン・・・。

「禁止」だと完全にやめてもらうまで強く言えるので、効果があるんですけどね。
しかし、注意喚起のチラシには、
といった感じで、具体的に記載していただけました。
この文言の注意喚起なら、自分が逆の立場だったら懲りるような内容です。
しかし、相手が配慮してくれるような人かどうかは分からず、チラシ配布前後は不安に過ごしていました。
全世帯に注意喚起後の喫煙状況

それからというものの、長い目で様子をみようと決めたのですが。
な、なんと!!!
全世帯にチラシ喚起した日の夜から
”ベランダ喫煙がおさまった”
という驚きの効果!!!
…とはいえ、
ということも考えられるため、1週間ほどかけて注意深く観察していました。
しかし、
臭ってこない!!!
・・・ということで、「ベランダでの喫煙は控えてくれた!」という結果になりました。
しかし、また復活する可能性も否定できず、とりあえず一安心といったところでしょう!
そのことも頭にあったので、管理会社に相談すると、
との返答。
このことから、「たまに吸っている程度なら我慢すべきである」と言われたようなもの。
確かに、ベランダ喫煙を明確に禁止にしていない以上、悔しいけれど妥当と言えるでしょう。
しかし、苦情が出ている以上ベランダ喫煙をできる限り控えてもらうか、周囲への十分な配慮をしてもらうよう、管理会社は適切に動いてくれるということが分かりました。
なかなかやめてくれない時の対処法
納得いくまで苦情相談し続ける
もし、やめてくれない場合でも、管理会社に相談し続けてください。
そうすることで、相手は降参してベランダ喫煙を諦める可能性もあります。
苦情を言われ続けながら住み続けて、心地いい人はおそらくいませんから…。
もし、戦う気持ちがあるのであれば、辛抱強く苦情を言うのもひとつの手です。
同じように嫌がってる人と協力する
あとは、他に不快思っている住人を集め、同時に苦情を伝えると非常に効果的です。
苦情に関して相手に一番ダメージを与えられるのは、
複数の世帯から苦情がくること
です。
どんなに図太くなかなかやめてくれない場合でも、周囲の数世帯を敵に回したと知れば、観念する可能性が高いです。
もし被害に悩んでいるのであれば、同じように悩んでいる人1世帯はいるはずです。
その人と協力して苦情を伝えることができれば、よりいい方向に向かう可能性が高くなるため、すれ違ったときに声をかけてみたり、周囲と仲良くなる努力をしてみるのもいいかもしれません。
この記事のまとめ
愛煙家にとっては、
といった理由から、ベランダでの喫煙という選択になってしまうのは分かります。
しかし、集合住宅。
非喫煙者からしたら、迷惑以外のなにものでもありません。
今回のケースでは、たまたま常識のある住人だったようですが、中にはそうでない人もいます。
直接こちらが苦情を言ってしまうと、第三者からの注意喚起だったら控えてくれたであろうことも、言われたことに腹を立て、トラブルになる可能性が高いです。
もし自分だったら、
を想像してみてください!
ベランダでの喫煙被害を受けたら挑発したりせず、まずは第三者に相談がベストな選択です。
自分の家なのに。そして被害を受けてるのに。
なんでここまでしなきゃならないのか。
やっぱり納得がいかない!!