合わない枕を使用すると、様々な症状が出てくることがあります。
今回、私が新しく買い替えた枕がきっかけで、1週間近く体の不調を経験しました。
枕が合わないどころか、恐ろしい症状に見舞われたのです。
これより、
- 枕が合わないと起きる症状
- 私が経験した具体的な症状
- 自分に合った枕探し
について、ご紹介します。
枕が合わないと起きる主な症状

まずは、一般的に枕が合わないと起きる体の不調について、いくつか紹介します。
首・肩の痛みやこり
枕が高すぎたり逆に低すぎると、首の自然なカーブ(頚椎カーブ)が崩れ、筋肉に常に緊張がかかります。
その結果、朝起きたときに
といった違和感が起こることがあります。
頭痛・偏頭痛
首まわりの筋肉の緊張や血流の悪化により、頭痛を引き起こすことがあります。
特に、枕が高すぎて首が前に押し出されるような姿勢になると、後頭部や側頭部に圧迫がかかり、目覚めたときに「締めつけられるような頭痛」が出やすくなります。
不眠・寝つきの悪さ
寝始めに、
と感じる場合、枕が原因だったりします。
身体に微妙な違和感があるとリラックス状態になれず、入眠に時間がかかったり、眠りが浅くなったりすることがあるのです。
眠っても疲れが取れない場合、まずは枕を見直してみる価値があります。
腰痛・背中の張り
枕が合っていないと寝姿勢全体のバランスが崩れ、背骨が不自然に湾曲する場合があります。
その結果、背中から腰にかけて筋肉が緊張し、寝起きに
と感じます。
腰だけを対処しても改善しない場合、実は枕が原因であるケースも多いです。
いびき・睡眠時無呼吸
枕の高さや形状が合わないと気道が狭くなり、呼吸がスムーズにできなくなることもあります。
その結果いびきがひどくなったり、無呼吸の状態が頻発する事態に…。
特に仰向け寝は枕の高さによって舌が喉奥に落ちやすくなるため、注意が必要です。
【体験談】枕のせい?起きて気づいた変化

では、実際に私の体験談を紹介します。
新しい枕を使った翌朝の体の異変
新しい枕を購入し、早速使用開始しました!
翌朝目覚めると、
と、明らかにいつもと違う症状と寝相があったのです。
寝相が真逆になるなんて、おそらく小学生以来です。
でもなんとなく、無理やり使用を続けることにしたのです。
3日後に恐怖症状が襲いかかる
体に起きた異変は、長らく愛用していた枕を急に変えたためだと思い、もう少し様子をみようと数日使っていました。
新しい枕は、硬さも形も正反対の枕でした。
*ちなみに、旧と新のイメージです。

【旧】

【新】
そして使い始めて3日後に、恐怖の出来事が襲いかかったのです。
それは、
左手のしびれで夜中に覚醒
3日前の枕を購入した日も同じ「しびれ」の症状があったものの、以下のような違いがありました。
これは、明らかに「枕のせいだ…。」と確信しました。
再び眠りにつくも、朝起きて活動を始めても症状がしばらく続いたのです。

枕による体の異変は3日間続く
しびれは、いずれ消失しましたが、
が残っていました。
とにかく、左手が動かしにくい状態でした。
さらに追い打ちをかけたのが、手の甲の腫れです。
もはや素人では何が起きているのか分かりませんが、少し様子を見ることに…。
必要に応じて、整形外科に受診しようと考えてましたが、日に日に症状が軽くなっていったのです。
そして3日後には、完全に復活したのです。

二度と同じ症状に見舞われないよう、早急に対処する必要性を感じました。
購入した枕を手放す決意
こういった状況だったため、”もうこの枕は使わない方がいい”と判断し、1週間足らずで手放すことに。
枕でこんなにも変わるのか…と。
枕が合わないだけで「しびれ」は、とても怖い体験でした。
また自分にとってベストな枕に出会えるまで、とりあえず前に使用していた枕を再び使うことにしたのです。
自分に合った枕を見つけるには?

枕が合わないことによる不調を避けるには、「自分に合った枕」を選ぶことがとても大切です!
しかし、「合う枕」は人それぞれ異なります。
以下のポイントを参考に、自分にぴったりの枕を見つけてみましょう。
高さ調整の重要性
枕選びにおいて、最も重要なのが「高さ」です。
枕の高さが合っていないと首や肩に負荷がかかり、寝ている間ずっと筋肉が緊張したままになります。
適切な高さは、以下のように個人差があります。
特に、寝返りのしやすさや、首の自然なカーブが保たれているかをチェックするのがポイント。
高さ調整機能がある枕や中材を足し引きできるタイプは、微調整が可能で非常におすすめです!
素材の違いとその特徴
枕の素材によって、寝心地や通気性、フィット感が大きく異なります。
以下に、主な素材と特徴を紹介します。
素材 | 特徴と向いている人 |
---|---|
低反発ウレタン | 頭の形にフィットしやすく、包み込むような感触。静かな寝心地。やや蒸れやすい傾向あり。首や頭をしっかり支えたい人におすすめ。 |
高反発ウレタン | 弾力があり、寝返りしやすい。沈み込みすぎず、首のサポート力も高め。 |
パイプ素材 | 通気性がよく、シャリっとした感触。高さ調整がしやすい。硬めの感触が好きな人に◎。 |
羽根・フェザー | 柔らかくてふんわりした寝心地。ただし型崩れしやすい。柔らかさ重視の人向け。 |
そばがら | 昔ながらの自然素材。通気性が良く、吸湿性もあるが、虫害や音が気になることも。和風の感触が好きな人に。 |
それぞれの素材には、メリット・デメリットがあります。
そのため、
などと工夫をすると、失敗のない枕を選ぶことができます。
専門店でのフィッティングやオーダーメイド枕
なかなか「これだ!」という枕が見つからない場合。
専門店でのフィッティングや、オーダーメイド枕の検討も価値があります。
専門店では、以下のようなサービスが受けられるのです。
オーダーメイド枕だと「自分専用の高さ・素材・形状」にカスタマイズされるため、フィット感が非常に高く、不調の改善が期待できます。
価格帯はやや高め(1〜3万円程度)ですが…。
長期的な快眠と健康を考えれば、コスパは良好です。
おわりに
まとめです。
このような場合、枕による体の不調を疑いましょう。
体に無理に負担がかかっているのにも関わらず、何時間も同じ姿勢で寝続けるのは非常によくありません。
対策としては「自分に合った枕」を見つけることです!
1日の約3分の1をともにする枕選びには、慎重になりましょう。
