私は過去に3度、賃貸物件の退去を経験しています。
それは、
身に覚えのない前の入居者の過失に、
退去費用を請求された
という内容です。
納得いかず管理会社と交渉した結果、4万円の請求を0円にしました。
その過程を、詳しく紹介していきます。
退去費用がおかしい!前の入居者がつけた傷を指摘される

住んでいた賃貸物件について
まずは、住まいに関する詳細な情報を載せます。
うちは、夫婦2人暮らし。
部屋に目立った汚れや傷をつけずに、約3年間過ごしてきたつもりでした。
問題の件は、退去してから数週間後のこと…。
新しい住居での生活が始まり、忘れたころに電話が入ったのです。
退居して3週間後に電話が鳴る
丁寧な口調で退去費用を請求
以前住んでいた管理会社からの電話で、それはそれは懇切丁寧な対応でした。
話を聞いていると、どうやら補修費用の請求の話。
「なんか修理する箇所があったのかぁ~」程度に思っていたのですが…。
驚いたのはその補修費用を請求されたという事実ではなく、「内容」と「金額」だったのです。

少なからず多少の傷は何カ所かつけたので、その件だと思っていました。

実際に請求された内容
実際に請求されたのは、以下の通りです。
つまり、自分たちがつけた傷のせいではなかったのです。
その事実と請求金額を一方的に伝えられ、その金額は、
「4万円」
「・・・えっ!?」
”壁の汚れ”に関しては、壁紙を新たに張り替えたいのだそう。
入居時からのものを請求されたことに、戸惑いと怒りがふつふつとわきあがりました。
怒りが込み上げてくる
この請求の件で、以下が私の怒りポイントでした。

こんな経営方針の会社に3年間住んでいたのか‥と思うと、ちょっと残念な気持ちに。
ちなみに、部屋に散在する少しの傷(自分たちがつけたもの)は問題ないようでした。
細かい傷たちの請求かと思っていましたからね…!
私が管理会社に言い返したこと
そもそも、前の入居者がつけた傷や汚れだったので納得いかず、反論することにしました。
私たちの過失だという証拠を示せ
電話で話を聞いていると、まるで、私たちがつけた汚れかの如く語られる始末。
そして「退去費用は4万円になります」と言われ、当然、反論開始です。
発した内容は以下です。
・・・と主張しました。

自分たちではない自信が100%あったので、強く出ました。
相手の対応が変わる

反論するまでは、”しっかりした営業マン”という印象でした。
でも、段々と口調がしどろもどろになっていったのです。

動揺するってことは、不当な請求を試みてる証拠だよね…?
それからは、慌てて会話を終わらせようとする様子に変わりまして。
「支社の方に確認してみます」…と、すぐさま電話を切られました。

は?なんなの一体!??
納得がいかず反論した結果
電話を切られ、待つこと約10分ー。
折り返し連絡があり、以下のように伝えられました。
・・・え?
結局何だったの?
やはり、慌てふためいている様子でした。

話すだけ話して、またもや一方的に電話を切られました。
まぁでもとにかく、支払いは回避できたようです。
4万円の請求を飲み込むところを、0円に!

一安心だけど、なんか後味が悪いです‥。
【教訓】管理会社から不当な請求を受けて
入居時にお部屋を念入りにチェック
今回の請求を受けて、学んだことがあります。
それは、
こうすることで、退去時に不当な請求を受けたとしても免れられます。
写真が証拠になるので、自分たちがつけたものではないと、自信もって主張することができます。

スマホなどの、デジタルデータでOK。
弱みにつけ込まれないこと
そして、もう一つ学んだことがあります。
私は言い返せたので、請求された金額を払わずに済みました。
ですが世の中には、自分が正しいと理解していても相手に主張できない人もいます。
「そういう人たちが、泣く泣く退去費用を払ってしまうのかなぁ」・・・と思うと、非常に心が痛いです。
ですのでそうならないためにも、強気で反論してやろうくらいの気持ちで、根気強く立ち向かう必要があるかと思います。
ただし、恐喝まがいの言動にならないように気をつけましょう。
退去費用に納得がいかない時の対処法

私の例では、管理会社との交渉で解決したわけですが!
それでも「納得がいかない」「解決しない」という場合も起こり得ます。
そんなときの対処法についての紹介です!
契約書や原状回復ガイドラインの確認
管理会社から提示された退去費用の内訳を詳しく確認し、必要に応じて写真や書類などの証拠を集めます。
これにより、費用の妥当性を客観的に判断できます。
賃貸契約書や原状回復に関するガイドライン(国土交通省の基準など)を確認し、請求内容と照らし合わせて妥当性を検討しましょう!
管理会社や大家に交渉
請求される元である「管理会社(大家)」と、まずは交渉します。
それでも「おかしい」「解決しない」という場合は、第三者機関に相談という形をとります。
それでも解決しない場合の相談先
第三者に相談する場合は、以下のような機関があります。
これらを活用することも有効です。
無料相談窓口もありますので、気軽に問い合わせしてみるとよいでしょう。
この記事のまとめ
この私の体験談は、次回の退去時の教訓になりました。
うまく話にのまれないよう、正しい主張をするべき場面は発言しようと学んだ出来事でした。
みなさんも、「身に覚えのない賃貸の退去費用」には十分注意されて下さい。
そして、被害に遭った場合は要求をすぐにのみ込まず、
- 管理会社(大家)に交渉
- 第三者機関に相談
という順序で適切に対処しましょう!
入居したときからあった傷でしたけど…?
それなのに請求されるんですか?
では、私たちが入居する直前の部屋の写真を提示していただけますか?
汚れは一切なかったのでしょうか?
その証拠を逆に見せて下さい!
確認してこちらが納得すれば、4万円お支払いします。