沖縄で、猛烈な台風の直撃を経験しました。
台風の威力は想像以上
…ということは分かっていたつもりですが…。
やはり、実際はその想像をはるかに超えてきました。
今回その体験談とともに、そこから学んだ「教訓」も加えてお話していこうと思います。
沖縄での台風直撃経験:台風接近まで

当時の台風の勢力についての気象情報は、以下になります。
大きさ | 中心気圧(hPa) | 風速(m/s) |
大型 | 945 | ~50 |
ちなみに15年ほど前。
九州地方で、970hPa程度の台風直撃を経験したことがありました。
建物は頑丈だけれどやはり心配

沖縄には、木造の建物はあまり存在しません。
鉄筋系でできた建物が多いです。
それは台風対策のためなのですが…!
造りが頑丈だからといって、安心とは限りません。
こういったことも予想されるからです。
私が事前に行った台風対策

台風対策と言えばおそらく、
- 停電対策
(懐中電灯・ろうそくなどの準備) - 窓ガラス対策
窓に養生テープを張る - 飲食料集め
水や消費期限が長い食材の確保 - ベランダの片付け
撤去や整理、竿の固定
などが浮かびますよね!

私もこれらの対策は事前に行っていました。
しかし私は、結構重要なことを怠ったのです。
それは、「モバイルバッテリー」の確保。
常備していなかったことを、深く反省しています。

たまたま停電時間が短かったので、なんとかなりましたが…。
スマホがあればなんでも情報が得られます!
しかも連絡手段には必須なので、やはりスマホは常に生かしておく必要があります。
沖縄での台風直撃:台風接近中

とにかく「怖い」の一言
”嵐の前の静けさ”
って本当にあるんですね~。
暴風域に入っているはずなのに外が静かすぎて!!
「意外とそうでもないかな?」と油断してたら…。
急に空が暗くなってきて風がビュービュー吹くようになり、窓もガタガタなりはじめました。
家の中ならそんなに心配する必要はないと分かっていても、風の音が想像以上だったのでビクビクしていました。
部屋から見た外の様子

窓から外を見ると、樹木や電柱が大きく揺れていたり、横殴りの雨風を目の当たりにしました。

風が強すぎて、とまっている車も動いて見えたり(錯覚ですが)。
そして折れた木の枝や看板、空き缶などが宙を舞っているのを見ると、とても恐怖を感じます。
車や部屋の窓に当たれば、大きな被害を受けますからね。
交通量も極端に減り、通行人はほとんど見られない状態でした。
怖くてなかなか眠れない

台風の速度がかなりスローで、”沖縄本島上空でカーブして本州に近づく”という進路を辿っていました。
そのため沖縄は、雨風の影響を受けている時間が長かったのです。
夜通しガタガタ・ビュービューとなっていたので…
恐怖で全く眠れず。
時々おそってくる、猛烈な突風も恐ろしかったです。
ついに停電が起こる

これだけ強い台風なら、停電が起こることは予想していました。
しかし、幸いにも私の家は停電していた時間がわずか3時間でした。
地域によっては、復旧まで3~4日かかったところもあったようです。
噂によると、近くに大型ショッピングモールがあったり、規模の大きい病院がある地域は、周辺の民家の復旧も早いのだとか…!?
沖縄県民は慣れている?
よく発生する標準規模の台風であれば、沖縄県民でしたらそこまで慌てたりしません。
しかし、今回の猛烈な台風(中心気圧945hPa)は、さすがの県民でも恐れていたようです。
…ですが!
本州の人からすると、それでも沖縄県民は慣れている方です。
- 「冷蔵庫のものがダメになった~!」
- 「車が汚れて困ったさぁ~!」
- 「早くエアコンがついてほしくてさぁ!」
と身の危険より、身の回りのことばかりを気にしている人が多いのです。
台風が通過した後の様子

通過後は、何事もなかったかのように空はすっかり晴れました。

いわゆる「台風一過」ですね!
暫くして外を出ると…。
樹木や看板などが倒れていたり、「どこからきたの?」といったよく分からない空き缶やゴミなどが散乱していました。
それから沖縄でビックリした光景が、ガソリンスタンドが長蛇の列であること。
どうやらガソリンの補充ではなく、「洗車」が目的のようです。
そうです!!
沖縄は海に囲まれているため塩害があり、台風通過後は洗車に出向く人が多いのだそう!
それにしても、台風が去ってからたった数時間後に「ガソリンスタンド」が混むなんて…。
本州では見られない、珍しい光景でしょうね!
猛烈台風を経験した教訓

人生初の猛烈な台風を経験して、いくつかの教訓がうまれました。
- ■ ガソリンがギリギリなら給油を済ませる
- ■ モバイルバッテリーの準備
- ■ 懐中電灯や食料等の調達
- ■ ベランダ等の片付け
- ■ 氷や保冷材をたくさん用意
- ■ 車の洗車(塩害を防ぐため)
- ■ 冷蔵庫の処理を早めに(停電した場合)
台風前にすること
台風後にすること
といったところでしょうか。
台風は夏から秋に多く発生するため、この時期は冷凍庫に「アイス」などが入っている家庭が多いと思います。

真夏だと、停電したら1時間も経たずに溶け始めてしまいます。
そのため、台風が接近すると分かっていたら、冷凍庫のものをたくさん買いすぎないことです。
冷蔵庫内の野菜や肉などは事前に氷や保冷材を用意しておき、電気が復帰するまで冷やしておくと少しでも長く鮮度を保てます。
そして忘れてはいけないのが!!
停電の間、冷房や扇風機が使えなくなるということ。

猛暑日だと、熱中症の心配が出てきます。
そんな時に氷や保冷剤、うちわなどが自宅にあると体を冷やすことができます。
暑さ対策も忘れずに準備しておくと、停電しても困らず過ごせるのです。
この記事のまとめ
猛烈な台風を経験して思ったのが、
「実際体験しないと分からない恐怖があり、それに伴い新たな教訓もうまれる」
ということです。
地震のように、前触れなく襲ってくる災害ももちろん恐ろしいです!!
しかし台風って事前に分かっていても、過ぎ去るまでが長いので何が起こるか分からないし、いろんな弊害をもたらします。
そして、今回の体験を通じてたくさん学ぶことがありました。

台風の被害に遭わないのが一番いいのですが…。
また同じような体験をすることがあったら、慌てることなく準備と対策ができれば少しは違うのかなぁ…と感じました。
台風の直撃に遭いそうなとき、ぜひ、内容を参考にしていただければと思います。