よく、
という、結構ポジティブな意見も耳にします。
木造アパート住まい経験者からすると・・・まずあり得ません!!
そして、この意見を真に受けてしまうと、大きな失敗をする可能性があるのです。
そこで今回。
私が木造アパートに長く住んだ経験から、「木造の防音性について意見が分かれる理由」というのをお伝えしていきたいと思います。
「木造なのに静か」は本当なのか?

「木造だけど静かだよ」と言っている人がいたとします。
その場合考えられるのは、
周囲の生活音が、
自分の耳に届きにくい条件が揃っているだけ
なのです。
今からお伝えする内容が1つでも逆転している場合。
一転して、「木造はうるさい」という認識に変わると思います。
単身用の木造アパートは基本静か


”1Kや1LDK”といった単身向けの物件は、確かに静かであることが多いです。
理由は、単純です。
ということが言えるからです。
たまに単身者でも生活音がうるさかったり、人をよく招いて飲み会などをする人もいます。
でも、たとえそうだったとしても頻度が低ければ問題になりにくいですし、基本一人住まいであれば、そこまでうるさい音は出ないのです。
「木造なのに静か」は運がいいだけ!?

では実際に、木造でも静かに感じる場合のパターン3つを紹介します。
音が届きにくい間取りである

一番わかりやすい例でいえば、周囲と接する数が少ない”角部屋”であれば、音の被害を受ける確率が下がります。
しかし、たとえ角部屋でも、相手のどのような生活音がうるさいのかにもよります。
例えばこのように、迷惑な生活音を出していたとします。
でも、間取り的に壁や天井などで接していなければ、音の被害は受けにくいのです。

このように間取りがよく、逃れられているだけの可能性もあるのです。
ライフスタイルが類似している

そして見逃されやすい、ライフスタイルの違いについてです。
もし、早朝や深夜(一般的に寝静まる時間帯)に活動している住人がいる場合。
結構周囲に響きます。

上記のような住人がいると、生活音が聞こえやすいです。
もし、自分がお仕事をしている場合、
「1日の1/3は勤務」
さらに、
「1日の1/3は睡眠」
と仮定します。
すると、家でくつろいでいる時間ってほんのわずかなのです。
その短い時間に隣人が留守だったり、自分と似たライフスタイルだと周囲の生活音と接する機会がほとんどなく、音が気になりにくいのです。
周辺環境が関係している

そして、もう一つ言えることがあります。
それは、周辺環境によって音の感じ方が変わるということ。
このような周辺環境であれば、建物内で壁を伝ってやってくる音が、まぎれやすくなります。

逆に閑静な住宅街だと、建物内の生活音が目立ちやすくなります。
そのため、周辺環境というのも、生活音の響きやすさに影響するのです。
結局は住人の質が一番関係する

今まで、「木造なのに静か」と言われる可能性をいくつかあげました。
でも結局のところ、住人の質が大きく関係しているのです。
動作が乱暴ではない
はっきり言って、木造の物件は基本的に生活音がよく聞こえるはずなのです。
それが「静か」という認識であれば、単に隣人が、
といったことが考えられます。
そもそも木造物件は、以下のような行動が周囲によく響きます。
そのため、こういった住人でない限り、うるさいと言われるまでの生活音は響かないのです。

マナーがなっている

集合住宅で生活するということ
これを十分に理解しているのであれば、普通の人は生活音に気をつけるはずです。
したがって、このことから言えること。
それは、マナーを守れる人ばかりが住んでいればその物件全体が静かであり、トラブルもほとんど起きません。
そのため結果的には、
最低限のマナーがある住人が住んでいるかどうか
ということが、「木造なのに静か」の答えになっているのではないでしょうか。
この記事のまとめ
「木造は静か」という、なんともポジティブな意見がある理由を簡単にまとめると、
こういった要因が、たまたま重なっているだけなのではないかと、個人的には思います。
そして、騒音で失敗しないよう慎重になりたい方は、木造の物件は避ける選択をしてください。
入居時は問題なかったとしても、賃貸であれば住人の入れ替わりがいずれやってきます。
そのときに、”新たな入居者がうるさい”という可能性もあります。
よって、木造に住む場合は今回私がお伝えした内容を頭に入れたうえで、後悔のないよう物件を選んでほしいと思っています。