賃貸物件を契約する際、初期費用が必ずかかります。
その内容を理解して適切に交渉すれば、誰でも確実に費用を抑えることができるのです。
契約時、言われた通りにサインしてしまうと、見積書の金額を取られてしまいます。

それはかなり損です!絶対にチェックしておきたい内容です。
では具体的に、
初期費用の、どの項目に注目すればよいのでしょうか?
私が実際に交渉した内容と、「どのくらい金額を抑えることができたのか」を公開していきます。
【賃貸の初期費用を抑える】見積書のココに注目!

初期費用には、いくつ項目があります。

すべて値引きできるわけではありません。
そのため、
を紹介します。
その①:礼 金

そもそも礼金とは?
まず、礼金の説明をしておきます。
分かりやすく言えば、
礼金:大家さんに支払うお礼
【×:不動産会社 〇:大家】
です。
「不動産会社で物件契約するのに、大家さんにお礼って何?」って感じですよね!
個人的に気になったので、調べてみました!
それもそのはず…!
最近では、「礼金0の物件」の方がよく見かける気がします。
一昔前は大家さんとの直接やり取りが主流だったので、理解できますが…。
なぜ、未だに存在するのでしょう。

「礼金」って概念、もうなくせばいいのに…と思うのは私だけ?
交渉する金額とその方法

「礼金」はおそらく、高確率で値切れます。
私は今までに、数回引っ越しを経験していますが!
礼金を値切れなかったことは、一度もありません。

すべて異なる不動産会社でしたが、可能でしたよ。
「入居してもらえるならば!」と、礼金0でも快くOKしてもらえることが多いのです。
そして以下のような賃貸物件では、より値切れる確率が高まります。
要するに、
大家さんの収入が途絶えている時期に契約すると、
100%に近い確率で成功しやすいのです。
礼金は、契約時の初期費用にのみにかかる一時金であるため、気軽に交渉できます。

そもそも、礼金を安くしてくれない大家さんって存在するのか…!?と言えるほど。
できれば、礼金を「0」になるよう交渉
たまに、「0にはできないけど、半額であれば」…と言われることもあるようです。
しかしそのように言われても、もう少し粘ってみましょう!
その場合、提示された金額で飲み込むことにはなりますが、初期費用を少しでも浮かせることができます。

その②:仲介手数料

仲介手数料とは?
次に、仲介手数料についてです。
仲介手数料:不動産会社に支払う手数料

「入居までにお世話してもらうお礼金」のような感覚です。
不動産会社によって、手数料の金額が異なります。
そしてこの仲介手数料も、交渉の余地は十分にあるのです。
交渉する金額とその方法

仲介手数料についてもう一度言いますと、不動産会社に支払う手数料になります。
そのため、軽い気持ちで「タダにして下さい!」なんて言ってしまうと、こんなリスクを負う可能性があります。
したがって、
- ある程度会話を重ねて仲良くなる
- 他に同じ物件を検討中の人がいないか確認
- 交渉の際も様子を伺いながらお話する
といったことを守れば、値引いてくれる可能性が高くなります。
相手と信頼関係を築き上げながらの交渉は、とても重要です。
以下が、交渉金額のオススメ目安になります。
「礼金も仲介手数料も」…ってなると、場合によっては嫌がられる可能性も…。
様子を見ながら、押しすぎず引きすぎずでうまく交渉できると◎です!

その③:火災保険料

賃貸物件であればほとんどの場合、火災保険はおそらく見積書に入っています。
しかしそれは、不動産会社が提携している保険会社になります。
したがって、初期費用を安く抑えたい場合、提示された火災保険会社には加入しないようにします。
自分で火災保険会社を探して加入する
ただし、注意点があります。
不動産会社によってはこのような規定を設けていることがあるため、事前に確認を行ってから探しましょう!
その④:他の項目もcheck

さらに余裕があれば、その他の項目にも目を通しましょう!
…というのも、不動産会社によって内容が異なるからです。
一通り目を通してみて不審な項目があれば、その都度説明してもらいましょう!
ポイントは、その不審に思った項目が「強制」なのか「任意」なのか。

これ、超重要ですよ!!!
そして「任意」の場合。
”不要”と判断すれば、見積から除外してもらうと初期費用がさらに抑えられます。
- 初期費用の請求内容の意味を知る
- 強制か任意かを確認する
- 任意なら不要であれば除外する
この順番で、ぜひトライしてみましょう!
キャンペーンや特典も利用してみよう

そして初期費用の項目とはちょっと違いますが!
賃貸を契約するにあたり「キャンペーンや特典」を利用すると、初期費用全体から値引きしてくれたりします。
これも不動産会社によって異なりますが、
などがあります。
【体験談】実際の交渉成立例

私は今までに、数回賃貸物件の契約を経験しています。
そこで自信もって言えるのは、やはりどの物件も、礼金は一番交渉しやすいと感じます。
以下は最新の賃貸物件契約で、実際に私が交渉した項目です。
特別なことはしておらず、今まで説明したように順を追って交渉してみただけです。
これにフリーレント物件を契約したので、初月1ヶ月の家賃はただになりました!
そして抑えられた初期費用の総額は、
初期費用(35,000円)
+
フリーレント(70,000円)
↓
105,000円
でした。
正確には、
です。
これを多いとみるか少ないとみるかは、あなた次第です!
少なくとも私にとってはこの浮いた金額は非常に大きく、ただえさえ出費が多い引っ越しに大いに貢献してくれたと思っています。
この記事のまとめ
賃貸物件の初期費用は項目を絞って交渉すれば、「誰でも・確実に」費用を抑えることができるのです。

引っ越し関連の出費って多いのに、初期費用にお金をかけたくないですからね~。
賃貸物件の契約をする際は、今回の内容を思い出してください!
費用をしっかり抑えるために、ぜひ、実践していただければと思います。
