歯ぎしりって残念なことに、周りから指摘されない限り自分では気づけないものですよね~!
それに睡眠中の出来事なので、歯への負担を防ぐ方法はマウスピースを装着するしかありません。
はじめは抵抗がありますし、自分に合ったものを装着するとなると、歯医者に行く時間がとられます。
そのうえ、マウスピースを自分の歯の形に合わせて作製するとなると、結構お金もかかります。
ですが、装着を日々継続すると想像以上の効果がありました。
最初は躊躇していましたが…。
マウスピースを使い始めてよかったと思っています。
「歯ぎしり」の悩みをもつ人の参考になるかと思いますので。
ぜひ、私の体験談をご覧いただければと思います。
【はじめに】マウスピースのメリットやデメリット
まず、マウスピースを使用するとどんなメリットやデメリットがあるのでしょうか?
これを機に知っておきましょう!
マウスピース装着のメリット
マウスピースは、「歯ぎしり」の対症療法として使用されますが!
以下のようなメリットがあります。
- 歯にかかる負担を防ぐことで破折から守る
- 顎関節の負担をおさえる
- 歯の位置を固定する
歯ぎしり自体をやめさせることはできません。
…となれば!
このようなメリットで大切な歯や顎が守れるかと思うと、積極的に利用を考える必要がありそうですよね!
マウスピース装着のデメリット
次に、デメリットについてです。
- 経済的負担を伴う
- (人によっては)装着の不快感がある
- メンテナンスが必要
と、主に3つありますが!
歯や顎がやられてしまっては元も子もありません。
デメリットを考慮してもやはり、歯ぎしりがひどい場合はマウスピースの装着はしたほうが良さそうです。
【体験談】歯ぎしり自覚からマウスピース作製まで
では実際に、私がマウスピースを使用するまでの経緯について、体験談として紹介します。
歯ぎしりはストレスが原因!?
私が歯ぎしりをするようになったのは、いつからなのかは分かりません。
ですが今思えば、指摘される前から歯ぎしりしていたのだと思います。
…というのもちょうどその時期。
新卒で入社した職場の人間関係がストレスでした。
大学生までは歯ぎしりを指摘されたことがなかったので、原因は「仕事のストレス」だったのだと思います。
家族に指摘されて気づく
社会人になって親から、「歯ぎしりすごいよ!」と言われたことがきっかけです。
そのときは、「私歯ぎしりするんだ~!」と認識してたくらいです。
ですがちょうどその頃。
奥歯に違和感を感じていました。
我慢できないわけでもないし…。
「もしや虫歯の初期?」と思っていたらっ!
どうやらこの症状、知覚過敏だったようです。
歯ぎしりによる様々な不調があった
知覚過敏の症状を自覚していた頃のことです。
朝起きてから夕方くらいまで、歯だけではなく体の不調も自覚する日がありました。
仕事で疲れているせいだと思っていたし、日常生活に大きな支障はなかったので普通に過ごしていました。
それに、日によっては体調がいい日もあったのです。
今思えば、これらの症状は歯ぎしりが原因だったのだと。
当時は若かったので、気合で乗り切れていました。
歯医者でマウスピース作製を始める
この3つの症状を改善したく、ついに、歯医者に行くことに決めました。
マウスピースの作製をすすめられることは、覚悟していました。
そして案の定。
診察を受けたら、マウスピースを作る方向で話を進められました。
当時まだ社会人2年目だったので、出費が痛かったのを覚えています。
【効果は?】マウスピースを使用してみて
初めて使用した感想
マウスピースを初めて装着したときの感想です。
ぷにぷにとした独特の感触がちょっと苦手で…。
歯の中が違和感しかありませんでした。
しかし、試しに歯を思いっきり食いしばってみると…!
奥歯にかかる負担が、軽減されている感覚がしっかりあるのです。
どんなに強く噛んでも破れそうにもない!いいクッションになってる♪
そして、初めてマウスピースを使用した翌日の体調はと言うと、
いいような、変わらないような。
初日は、マウスピースの効果が分からなかったです。
ただただ、マウスピースの違和感だけが強く印象に残っています。
それよりも、忙しい朝にマウスピースを洗浄するのが面倒に感じまして…。
「これから朝の日課が増えるなぁ~」と、憂鬱な気分でした。
使用するにつれて現れた効果
マウスピースの使用回数が増えるごとに、装着の違和感やマウスピースのケアにも慣れてきました。
でも、毎日毎日装着して就寝するのは大変なので、たまにはマウスピース装着をさぼることも。
しかし、使用開始して数か月が経ち…。
知覚過敏は相変わらずでしたが、頭痛が軽減されてきたのです。
頭がすっきりしている日が多いような…!?
マウスピースを使用したからと言って、歯ぎしりの回数が減ったわけではないと思います。
つまり、マウスピースのおかげで、歯ぎしりが原因の症状が少し緩和されてきたのです。
マウスピースのケアが面倒
嬉しいことに、歯ぎしりによる体の不調はよくなりつつありました。
ですがとにかく!!
マウスピースのケアが大変でした。
だからといって、適当にケアすると菌が繁殖するし…。
マウスピース装着をやめたら、それはそれでまた歯に負担がかかるし…。
何回、マウスピース装着をやめようと思ったことか…。でも、なんとか頑張って続けました。
ケア用には、ポリデントのような洗浄剤を買う必要がありました。
当時、私は20代前半。
薬局で購入するのが恥ずかしかったのを覚えています。
そのため2回目からはマウスピースのケア用品類は、ネットで購入していました。
体の不調を感じなくなった!?
マウスピースは面倒だと思いながらも、続けるうちに!!
起床後に感じていた顎や頭の痛み、そして気づけば、こわばりが気にならなくなってきました。
当時は、よく分からない体の不調が歯ぎしりのせいだとは思ってもいなかったので、そういった日々が当たり前になりかけていたのです。
慢性化していた!?もう少し放置していたらと思うと恐ろしいです。
やはり、早めの処置が1番ですね!
そして気づけば仕事が変わり、ストレスが少し減ったこともあって自然とマウスピースをつけなくなりました。
家族によると、歯ぎしりは現在、ほとんどしていないそうです。
これより言えることは、
・・・となると!
歯ぎしりの原因はやはり、ストレスが大半を占めているのではないか?…と言えそうです。
ストレスを完全に取り除けたら、それが一番なのですが…。
日ごろから適度に発散しておくことが、歯ぎしり予防につながるのだと実感しました。
おわりに
あれから3年以上が経った現在。
歯ぎしりとはほぼ無縁の生活を送れています。
やっかいなことに歯ぎしりは睡眠中に起きるので、防ぐことは難しいのです。
なのでできる対処法は、
歯ぎしりのせいで体の不調があるのなら、継続してマウスピースを使用する
これに限ると思います。
同じように歯ぎしりに悩んでいる人はぜひ、思い切ってマウスピースの検討をしてみてください。