人生初の公務員試験を、既卒で受けることになりました。
それまでは大学卒業後、5年間病院に勤務していました。
そのため、
と、頭の中がハテナいっぱいの状態で挑んだのです。
自分なりに、できる限りの努力はしましたが…。
結果は…
不合格
自分の実力不足が、一番の敗因なのは言うまでもありませんが…!
実際に試験を受け、
などがあったのです。
そこで、公務員試験を受験しようと思ったきっかけから、合格発表までを文章にしてみました。
ぜひ、参考にしてもらえたらと思います!
【独学で挑んだ】公務員試験の不合格体験記
私の基本情報について
まずはじめに。
私が既卒で、公務員試験を受けてみようと思ったきっかけについてです。
このような、漠然とした思いや憧れがあったからです。
そうです、最初はほんの軽い気持ちです。公務員になれたらいいよなぁ~くらい。
しかし、公務員試験について調べていくうちに…。
意外と、本気モードになったのです。
そして次第に、「ダメでもいいから、ちょっと頑張ってみようかな!」という意気込みに変化しました。
やってみないことには分からないし!
物は試しだと思い、受験してみることにしました。
理系の大学出身なのに、受けようと思った「行政職」はなんとかなり苦手な文系…。
かなり不安でしたが…。
まずは、情報収集と参考書集めから入りました。
勉強のペースと学習期間
公務員試験の一次試験は6月末で、思い立ったのが3月中旬です。
かなり厳しい状況だということは理解していました。
しかし、自分でやると決めたことです。
とにかく、日々机に向かっていました。
試験まで時間がなかったので、とにかく時間が惜しいと思っていました。
したがって試験までの約100日間、
「睡眠・食事・トイレ・風呂」以外は、ほぼ学習時間に充てる
という、私にしてはなんとも過酷な生活を送っていたのです。
「学習をしない」と決めた科目
公務員試験は、
「捨て科目」を作らないと受からない!
いろいろ調べていたら、このような情報がありました。
なので、私も学習を完全放棄する科目を決めました。
万全に学習している人からしたら、「こんなにも!?」と思われるかもしれませんが…。
とにかく試験までの時間が足りず、この選択をするしかなかったのです。
学生時代、英語は苦手でしたので。
英文なんて5問出題なのに、文章量が少ない第1問目だけ問いて次の問題に移ろうという作戦!
専門の科目に限って言えば、「民法を捨てる」というのはとても勇気のいることです。
しかし、経済学(マクロ・ミクロ経済)で手いっぱいだったので、民法は捨てるしかありませんでした。
それにしても…!民法、範囲広すぎ。
一次試験当日の体験談
試験前は自宅で一通り時間をはかり、教養と専門の過去問を解いていました。
しかし、
教養は、どう考えたって時間が足りないのですよ。
捨て科目があるにもかかわらず、最後の問題までたどり着くのは結構なことでして…。
「時間配分に注意!!」と、頭に叩き込んで試験にのぞみました。
しかし、本番になって思い知らされた現実がありました。
それは、
といった内容。
…そう!!
自宅学習だけでは気づくことができないことばかりだったのです。
模擬試験を、1回は受けておくべきでしたね…。
そして、教養と専門を受けた直後の感触としては、
- 教養:判断推理1問と資料解釈1問解けずじまい
- 専門:時間は十分にあったが、半分以上は自信がない
と、「合格は厳しいかも」という状況で一次試験を終えました。
【当時を振り返る】ダメだった原因と反省点
・・・というわけで、一次試験の結果が不合格だったわけですが!
- 不合格だった原因
- 反省点
を自分なりに分析しました。
すると、大きく分けて3つのことが考えられたのです。
捨て科目に時間を費やしてしまった
教養科目で「捨てるぞ!」と決めていた教科の一つが、英語でした。
結構苦手でした…。おそらく、中学レベルくらいです。
そのため、事前に立てていた作戦では、
5問中1問だけ問く。
あとは、数的処理・判断推理に時間を費やす。
こう心にかたく決めていたのに…。
英文2問目に差し掛かった時。
何を思ったのか「この英文読めるかも!」なんて思い、調子に乗って2問目と3問目も解いてしまったのです。
だからと言って、正解する自信はないのにです。
完全にやらかしたのです、時間配分を。
自信のない英語に、10分以上も使ってしまう始末…。
まだ数的処理・判断推理の方が解ける確率が高いのに…というか、そっちの方が自信があったのに!
迂闊でした…。
試験を受けて気づいた反省点
そして、本番の試験を受けて気づいた反省点があります。
先ほども少し触れましたが、
といったことが、完全に誤算だったのです。
試験慣れしていないせいなのですが…。
本番さながらの状態を一度再現し、自宅での学習の際は配慮すべきであったと猛省しました。
時すでに遅し…です。
最後の問題までたどり着けず
そして絶対にやってはならない、致命的なミスをおかしました。
それは、
最後の問題までたどり着けなかったということです。
教養問題最後の「資料解釈」は、落ち着いて解けば誰でも得点になるラッキー問題!
それを、問題文すら読むことができず。
撃沈しました。
「私の公務員試験は終わった…」と、不合格が頭によぎった瞬間でした。
後日、合格発表のついでに「成績開示」に行きました。
やはり、「教養試験」が足を引っ張っていた結果でした。
公務員試験の不合格を経験して
「不合格」と知ったときは、やはりショックでした。
既卒で独学で学習に励み、数カ月間いろんなものを犠牲し、一応自分なりに努力してきたつもりですからね!
でも、冷静に考えれば、
というだけの話ですからね~!
定員がある以上、「努力をした=合格できる」ではありません。
しかし今となっては、公務員試験を受けて良かったと思っています。
30歳を目の前にして、かけがえのない経験ができました。
この経験がこれからの人生に生かされれば、なお後悔のない選択だったと思います。