集合住宅における
子供の騒音
原因が子供だと解決が容易ではないので、非常に難しい問題ですよね!!
そのためできる限りの防音対策を行い、周囲への十分な配慮は必要です。
今回、実際に子供の騒音被害にあった経験から、
子供だから仕方ないのか?
この答えを、私なりの考えで解説していきたいと思います。
【騒音問題】「子供だから仕方ない」と言える?

子供の騒音は仕方ないの?
この疑問に対して、個人的な意見を言いますと!
「状況や環境によるでしょ」
と、思うのです。

「子供の騒音は仕方ない」ときっぱり言いきれないですし、だからと言って仕方がないのは確かです。
そして騒音の内容によっては、いくら子供でも「被害を受ける側にも限度がある」ということを、主張したいのです。
子供の騒音について:状況から考えた場合

最低限の防音対策をしているか
集合住宅住まいで子供がいるのに、防音対策をなにもしていない場合。
隣接する世帯に、迷惑をかけている可能性が非常に高いです。
子供がいれば、周囲に配慮するのは親として当然のはずです!
しかし、残念なことに…。
逆上したり、悪びれる様子もなく「子供だから仕方ない」という親もたまにいます。

とても厄介ですね~。
…と、ここで!
”防音対策”とはいったいどういったものがあるのか、以下にあげてみます。
床に施す防音対策は、集合住宅の場合は必須といえるアイテムです。
このような、相応の防音対策をしているのならば、「ある程度は仕方ない」と言えるのではないかと思います。
誠実な態度でいるのか
すでに、子供の騒音で苦情を受けている場合。
誠実な態度でいることも、とても大事なことです。
このような状況でしたら悪気があるわけではないので、騒音を受ける側は音に対する許容範囲が広くなり、ある程度は許せるようになるのです。

子供の騒音について:環境面で考えた場合

ファミリー向けの物件であるか
分譲でも賃貸でも、「ファミリー向けの物件なのか」という点からも言えることがあります。
例えば、「2LDK~4LDK」を扱っている物件の場合。
入居者のほとんどが、子供がいる世帯だろうということは想像できると思います。
この場合、多少の騒音は我慢すべきだと思うのです。
つまり、私が言いたいことはこういったことです。
子供が多く住んでいそうな物件を選んでいる。

周囲も子育て世帯ばかりなら、理解が得られやすいですからね。
ファミリー向け物件に住む場合。
最上階や角部屋など、極力騒音を受けにくい部屋を選ぶ。
このように、自分たちのような世帯構成の入居者が多いであろう物件を選択していると、大きなトラブルになる可能性が低くなるのです。
したがって「その建物(物件)の特徴」というのも結構重要で、一つの判断材料になるのではないでしょうか。
防音性の高い物件であるか

遮音性能の高低は、子育てするにあたり大変重要なポイントだと思います。
最近の分譲マンションであれば、ちょっとやそっとの生活音は聞こえない防音性の高い物件であることが多いです。
したがって問題は、「賃貸物件」の場合です。
賃貸は、建物によって防音性が大きく変わってきます。

アパートやマンションなど、種類があります。
そして、
建物の構造によって、騒音を受ける側の被害の程度が違う
ということを、私は主張したいのです。
もちろん金銭的な問題もあるので、子供がいても低家賃の物件しか候補にあがらない家庭も多いと思います。
しかし、周囲に迷惑をかけてしまうことを頭に入れたうえで、住むべきなのです。
小さい子供がいるなら、防音性の高い物件を選ぶべき
「1階の角部屋」だといいのか?
よく、こんなこと言われませんか?
「子供がいるなら、こんな物件に住まなければいけない」という決まりはありません。
でも、こういった考えが浸透しているのが現状です。
ところが、「1階の角部屋であれば安心」というわけでもありません。

1階から2階へも、ちゃんと響いていますからね。
しかし、
1階角部屋住まい
最低限の防音対策をしてる
というのであれば、「仕方ない」と言える気がします。
被害側にも限界がある

理解がまだ難しい子供が出す音って、親がどんなに努力しても完全に防ぐには限界があります。
しかし、忘れてはならないことは、騒音を受ける側にも”限度”というのがあるのです。
度重なる騒音は、人の感情や睡眠、そして最悪の場合…命を奪うことだってあります。
そのため今回紹介したように、
「住んでいる状況や環境」
を考慮したうえで、条件が揃ってはじめて、
「子供の騒音は仕方ない」
と言えるのではないかと思います。
この記事のまとめ
私が実際に、子供の騒音被害に遭って感じたことを、主観で述べてみました。
子供を持つ側は、記事の内容を十分理解していただきたいですし、逆に被害を受ける側は、共感した部分があるのではないかと思います。
騒音問題が少しでも減るよう、
「快適に過ごせるような建築構造」
そして
「環境が整った世の中」
になってくれる日がくることを願いたいものですね!
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