騒音問題で「子供だから仕方ない」って簡単に言い切れる?その答えについて

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アパート騒音

集合住宅における子供の騒音問題は、非常に難しい問題です。

まだ子供が小さいと注意しても理解できず、親がどんなに気を付けていても、発する音に限界もあります。


でも、

子供だから仕方ない

で片付けられる問題なのでしょうか?


その答えを、詳しく解説していきたいと思います。

「子供が出す音は仕方ない」と言える?

果たして、子供の騒音は仕方ないのでしょうか?


この疑問の答えを個人的には、

状況や環境による

と思うのです。

KAO
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「子供だから仕方ない」で片づけるのは違う気もするし…。
でも、仕方がないことが多いのも確かです。


しかしいくら子供が出している音とはいえ、騒音の種類や頻度、そして時間帯によっては「被害を受ける側にも限度がある」と言えます。

子供だから仕方ないと言う親の心理

まず、子供のことで周囲に迷惑をかけているにも関わらず、

子供だから仕方がない

と簡単に発する親の心理について、解説します。

子供の自然な成長過程の一部と捉える

子供がまだ小さいうちは、親の言ってることが理解できないため、できるだけ音を立てずに生活するのは不可能に近いです。

世間一般それが「当たり前」という認識であっても、集合住宅に住むとなるとやはり最低限の配慮は必要になります。


でも、「子供だから仕方がない」と簡単に言えるのは子供しか見えておらず、成長過程のひとつでどうしようもないという強い認識がある場合、こういった言動になってしまいます。

どれだけ迷惑になっているのかが分からない

そして次に、迷惑の程度を分かっていないことも考えられます。

  • 自分が周囲の音が全く気にならない
  • そんなにうるさくしている自覚がない

こういった場合相手の気持ちが全く分からず、「子供だから仕方がない」と容易に発してしまうことがあります。

配慮や共感の欠如

相手の気持ちや苦情の内容を軽視していると、こういった言葉を軽々しく発してしまう傾向があります。


また、マナーに欠けていたり、視野が狭い人に当てはまるでしょう。

仕方ないと言える状況について

とは言っても。

親がいくらマナーがあって配慮していても、子供が動き回ったり騒いだりするのは仕方がないことは確か。


そして、人によって価値観が違えば、育ってきた環境もそれぞれです。


そんな中、「これなら仕方がない」と言える場面について、いくつかあげてみます。

子供の騒音:状況から考えた場合

最低限の防音対策をしているか

KAO
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子供がいれば当たり前の話ですが、集合住宅では防音対策は必須です。

小さい子供がいれば、周囲(上下や左右)に配慮するのは親として当然のことです。

階下には、特に注意
ダイレクトに響くため、トラブルになりやすい。


と、ここで、「防音対策」にはどういったものがあるのかと言いますと。

  • 防音マットなど床に施すもの
  • 防音カーテンなどで音漏れを防ぐ方法
  • 「走る」などの行動自体をやめさせる
  • 外出して音を発する時間を減らす など

などがあげられます。


物理的な対策だけでなく、確実と言える行動の制限・無音の状態を作るというのも、立派な配慮のひとつです。


このような、相応の防音対策をしているのならば、「ある程度は仕方ない」と言えるのではないかと思います

騒音の出す頻度や時間帯について

そして重要なのが、

騒音の
頻度時間帯


一般的に、

  • 日中はある程度我慢すべき
  • 早朝や深夜は騒音となる

なんて言われていますが、

  • 日中のみ、よく走り回っている(早朝や夜間は静か)
  • ごくたまに、早朝や深夜に走りまわっている

といった騒音内容だったら、意見が分かれることでしょう。

KAO
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騒音の明確な基準がないため、こういったパターンは難しいですね…。


でも私が思うに、

日中
①毎日ではない
②何度か走ってしまう
③持続時間は短め

早朝や深夜
①ごくたまに
②短い時間でおさまる

という状況であれば、子供だから仕方ないと言えるのではないかと判断しています。

誠実な態度でいるのか

そして、すでにクレームを受けている場合。

苦情側に対して誠実な態度でいることも、重要です

  • やるだけの防音対策は実施済み
  • 申し訳ない気持ちがある
  • クレームに対し誠実に対応する

このような状況でしたら、悪気があるわけではないですし…。

ストレス溜まるほどの騒音だったとしても、苦情側としても強くはクレームできなくなります。


…となればこのケースでも、「ある程度は仕方がない」と言わざるを得ません。

子供の騒音:環境面から言えること

ファミリー向けの物件であるか

分譲でも賃貸でも、「ファミリー向けの物件なのか」という点からも言えることがあります。


例えば、2LDK以上の物件の場合。

入居者のほとんどが、子供がいる世帯だろうということは想像できます。

この場合だと、多少の騒音は我慢すべきだと思うのです


つまり、

子供がいる側

子供が多く住んでいそうな物件を選んでいる。

KAO
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周囲も子育て世帯ばかりなら、理解が得られやすいですからね。

子供の騒音を避けたい側

ファミリー向け物件に住む場合。
最上階や角部屋など、極力騒音を受けにくい部屋を選ぶ。

というように、自分と似た世帯構成の家庭が多いであろう物件を選択していると、大きなトラブルになる可能性が低くなるのです。


したがって、

その建物の雰囲気や部屋の広さ

というのも、一つの判断材料になるかと思います。

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防音性の高い物件であるか

KAO
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建物の防音性は、子育てするにあたり大変重要なポイントです


生活音程度なら、ほとんど聞こえない優秀な建物がある一方で!

ちょっした物音でも聞こえてしまう建物も、残念ながら存在します。

  • 防音性低め:アパート(木造、鉄骨造)
  • 防音性高め:マンション(鉄筋コンクリート造など)


そして、

建物の構造によって
感じる音の大きさが違う

ので、子供がいる場合は、少しでも防音性の高い「マンション」に絞って選ぶことが望まれます。


もちろん金銭的な問題もあるので、なかなか難しかったりしますが…。

周囲に迷惑をかけてしまうことを頭に入れたうえで、住むべきなのです

小さい子供がいるなら、防音性の高い物件を選ぶべき

「1階の角部屋」だといいのか?

子育て世帯の部屋探しにおいて、よく、

  • 子供がいるなら1階を選べ
  • 出来るだけ「角部屋」を

と言われます。

「子供がいるなら、こんな物件に住むのがマナー」なんてのはないけれども。


自然と、こういった考えが浸透しています。


ところが、「1階の角部屋であれば安心」というわけでもありません

KAO
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下階から上階へも、響きます。

でもそうなったら、子育て中の人はみな集合住宅に住めないことになります。

そのため、

  • 1階の角部屋
  • 防音対策をしっかり行っている
  • 常に周囲への配慮は忘れない

というのであれば、「ある程度は仕方がない」と言える気がします。

被害側にも限界がある

理解がまだ難しい子供が出す音って、親がどんなに努力しても完全に防ぐには限界があります


しかし、それよりも深刻で忘れがちなのは、

騒音を聞かされる側にも”限度”がある

ということ。


いくら「子供だから」とはいえ、元気な子供の出す音は凄まじいもの。

そして度重なる騒音は、人の感情や睡眠、そして最悪の場合…命を奪うことだってあります。


そのため、

「今置かれている状況や環境」

を考慮したうえで、条件が揃ってはじめて、

「子供の騒音は仕方ない」

と言えるのではないかと思います。

この記事のまとめ

私が実際に、子供の騒音被害に遭って感じたことを主観で述べてみました。


子供を持つ側の方は、記事の内容を十分理解していただきたいですし、逆に被害を受ける側は、共感する部分があるのではないかと思います


騒音問題が少しでも減るよう、

「快適に過ごせるような建築構造」
そして
「環境が整った世の中」

になってくれる日がくることを願いたいものですね!


*他にも、騒音関連の記事たくさん執筆してます!

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