木造アパートは、防音性はほとんどありません。
そこで、子供をもつ親にとって気になること…。
木造アパートで子育ては可能?
という疑問。
そこで今回、木造アパートに焦点をあて、”実際子供の騒音被害に遭った側の意見”をお話していきたいと思います。
木造アパートで子育ては可能なのか?

先に結論から述べますと、
木造アパートは
子育てに向きません
アパート内外の環境により一概に言えない場合もありますが、隣人トラブルに巻き込まれる可能性が高いと言えます。
もし今から子育てが始まり、賃貸の新居を探しているところであれば、99%勧めません。
木造アパートの子育てに関して言えること

アパートの1階であれば大丈夫なのか?
確かに、1階なら2階より問題になる可能性は低いでしょう。
”走り回る・物を投げる”など激しい動きをすれば、上階や隣に迷惑をかける可能性は十分にあります。
それに「声」に関しては、1階から2階の方が響きやすいのです。

”泣き声や騒ぎ声”は、木造アパートではほぼ筒抜けです。
…とはいっても実際は様々な理由から、木造アパートの物件しか候補にあがらないこともあるでしょう。
その際は、出来るだけ1階の角部屋を選択し、少しでも周囲の世帯と接する数を少なくしましょう。
ただし、1階に住んだとしても、最低限の周囲への配慮は十分行う必要があります。
*木造アパートなら「1階の角部屋」が良い
*同じ物件に子育て世帯が他にいるとより安心

木造の魅力は子育てにはNG
木造アパートは、様々な面で魅力があったりします。
しかし、こういった理由で木造アパートを考えているのならば、一度考え直した方が良いでしょう。
子供って、活発に動き始めるまでは泣き声しか問題になりません。
ですがハイハイや歩行を始めるようになると、足音・物音・声すべてがトラブルの要因になります。
よって木造アパートの魅力にあまりとらわれず、『防音性』を一番に考慮した物件探しがベストと言えます。

子供が1人いるだけでもかなり響く

実際に私が経験しているので言えることですが…。
上階の子供が歩き始めたくらいから、「本当にうるさい・勘弁して」と思っていました。

「とっとっとっ ドドドド ズシンズシン」みたいな凄い音ばかり。
うちの上階の場合、防音マットなどを敷いていないようだったので、すさまじかったです。
木造で子供2人以上なんて言うまでもなし!
ですが、騒音を受けて感じたことは、
ということ!

結局は鉄筋コンクリート物件と家賃が変わらない?
ここでいったん、経済面のお話になります。
「家賃が安いから」という理由で木造アパートに住むのなら、半分は正解ですが半分は間違いです。
…なぜ半分は間違いなのでしょう?
それは、
防音対策を頑丈に施す必要があるから
鉄筋コンクリート造などの比較的防音性に強いと言われる物件だと、木造に比べて確かに家賃が高くなります。
しかし防音対策をそれなりに施し、配慮の気持ちもあるのならば、周囲に迷惑をかけるほどは響かないのです。
一方で、木造アパートはというと…
対策は過剰なくらい必要です
お部屋の数が多いほど大変ですし、防音マットの質もあげなければ、周囲に響きまくります。
…となると、結局は相当なお金がかかってきますよね??

”防音マット類”は、本気で揃えたら数万円はかかります。
したがって「木造アパートだと、結局防音対策にお金がかかる」と思えば、最初から防音性の高い物件に住んだほうが、割に合うのです。

周りの環境にも左右される!?
子供の騒音がトラブルになりやすいかどうかは、「アパートの周辺環境」によっても変わってきます。
さて、いきなりですが…!
建物内の騒音トラブルに関して言えば、どちらがトラブルになりやすいでしょう?
そうです!!!
閑静な住宅街にあるアパート
の方が、建物内での音の響きが大きく感じるのです。
…いや、響き方が大きいというより、建物内の音をキャッチしやすいという方が正しいかもしれません。

建物の周辺がガヤガヤしている物件の方が、
建物内で起こる騒音がまぎれますからね!
結局木造アパートには長くは住めない

周囲の住人の理解度や、世帯構成にもよりますが。
木造アパートである以上、「いずれは何かしらの苦情がくる可能性が高い」と構えていたほうがよいでしょう。
出している騒音が子供なので、1度苦情が来れば1回ではおさまらないことが多いのです。
度重なる苦情に耐えることができ、適宜対策を行える自信があれば別ですが。
子供は成長する一方なので、そう簡単にはいきません。
…となると、子供が大きくなる前に「引っ越し」が頭によぎることと思います。

結局は戸建てを購入しない限り、「少しでも防音性の高い物件に引っ越し」という事態に。
それなら最初から、「木造アパートは避けた方が無難である」ということが理解できるかと思います。
この記事のまとめ
いろんな観点から述べましたが、木造アパートは子育て世帯には向いていないと言えます。
せっかく木造アパートに入居しても「短期間で引っ越し…」という、悲しい結果になることも十分にありえます。
よって、子供がいる時点で防音性の高い物件を選んだ方が、親も子供ものびのびできるのです。
子育て中の住居選びは、かなり慎重になる必要がありますね!