【既卒】公務員試験の不合格体験記!地方上級試験を一次試験で敗北

体験談

人生初の公務員試験を、30歳を迎える前に受けることになりました。

KAO
KAO

いわゆる、既卒受験です。

それまで、何をしていたのかと言いますと。

大学卒業後に、5年間病院勤務をしておりました。


そのため、

公務員試験って何をすればいいの?

という状態で挑んだのです。


と言いつつ、自分なりにできる努力はしましたが…。

結果は、不合格


私の場合は反省点が明確なので、今回、私が公務員試験を受験しようと思ったきっかけから、合格発表までを文章にしてみました。

ぜひ、最後までご覧ください。

スポンサーリンク

【独学で挑んだ】公務員試験の不合格体験記

私の基本情報について

まずはじめに。

私が、既卒で公務員試験を受けてみようと思ったきっかけは、

病院の仕事にあきてきた。
安定した給料が欲しい。

という、漠然とした思いがあったからです。

KAO
KAO

そうです…!最初は、ほんの軽い気持ちです。

しかし、公務員試験について調べていくうちに、やる気が出てきたのです


ほんとうに軽い気持ちから始まり、次第に「ダメでもいいから頑張ってみようかな!」という意気込みに変化しました。

やってみないことには分からないし、「物は試しだ」と思い、受験してみることにしました。

私のデータ
  • 試験を受けた当時:28歳
  • 地方上級試験(行政職)を独学で受験
  • 公務員試験は全くの初心者

私は理系の大学出身なのに、受けようと思った行政職は文系…。

かなり心配でしたが、まずは、情報収集と参考書集めから入りました。

勉強のペースと学習期間

公務員試験の一次試験は6月末で、頑張ってみようと思い立ったのが3月中旬です。


かなり厳しい状況だということは理解していました。

しかし、自分でやると決めたことです。

とにかく、日々机に向かっていました。

学習について
  • 1日平均:8~10時間の学習
  • 試験まで1日中何も学習しない日は2~3日
  • 計100日近くの学習期間

とにかく、日々時間が惜しい状況でした。

したがって、試験までの約100日間、

「睡眠・食事・トイレ・風呂」以外は、学習時間に充てる

という生活を送っていました。

「学習をしない」と決めた科目たち

公務員試験は、「捨て科目」を作らないと受からない!

いろいろ調べていたらこのように書かれていたので、私も学習を完全放棄する科目を決めました。

教養の捨て科目
  • 古文
  • 英文
  • 日本史
  • 物理
  • 思想
専門の捨て科目
  • 民法
  • 刑法
  • 経営学
  • 社会学

万全に学習している人からしたら、「えっ、こんなに!?」と思われるかもしれませんが…。


とにかく試験までの時間が足りず、このように選択するしかありませんでした


英文なんて5問出題なのに、文章量が少ない第1問目だけ問いて、次の問題に移ろうという作戦!

KAO
KAO

学生時代、英語は苦手でした

専門の科目に限って言えば、「民法を捨てる」というのは、とても勇気のいることです。

しかし、経済学(マクロ・ミクロ経済)で手いっぱいの状態でしたので、民法は捨てるしかありませんでした。

KAO
KAO

民法、範囲広すぎ…

スポンサーリンク

一次試験当日の体験談

試験前は自宅でひととおり時間を計り、過去問の教養と専門を解いていました。

しかし、

教養はどう考えたって時間が足りない!!!

捨て科目があっても時間が足りないので、「時間配分には十分注意」と頭に叩き込み、試験にのぞみました。

しかし、本番に問題を解いていて感じた、こんな盲点がありました。

  • あとから見直す時間がないと思うと、ゆっくり問題を解いてしまう
  • 紙をめくる・マークする時間が、思ったよりかかる
  • 数的処理に必要な計算等の余白スペースが、意外と確保できない

自宅での学習だけでは分かり得ない、様々な障害があったのです。

KAO
KAO

模擬試験を、事前に1回でも受けとくべきだった…。

そして、教養と専門を受けたときの感覚です。

  • 教養:時間が足りず、判断推理1問と資料解釈1問解けず
  • 専門:時間は十分にあったが、半分以上は自信がない

このように、

「う…ん。結構厳しいかな~。」

という状況で、一次試験を終えました。

スポンサーリンク

【当時を振り返る】ダメだった原因と反省点

一次試験の結果が不合格だったわけですが。

  • ダメだった原因
  • 反省点

を、自分なりに分析しました。

すると、大きく分けて3つの要素が浮かびました。

捨て科目に時間を費やしてしまった

教養科目で「捨てよう!」と思っていた教科の一つである、英文についてです。

5問中1問だけ問き、あとは数的処理・判断推理に時間を費やす!

このように、心にかたく決めていたのに…。


英文2問目に差し掛かった時、

読めるかもしれない!

と思い、調子に乗って3問目まで解いてしまったのです。

KAO
KAO

だからと言って、正解の自信はほとんどありません。

完全にやらかしました…時間配分。


自信のない英語に、10分以上もかけてしまった始末…。

まだ、数的処理・判断推理の方が正答の可能性が高いと知っておきながら、本当にばかなことをしてしまったのです。

スポンサーリンク

試験を受けて気づいた学習時の反省点

そして、本番の試験を受けて見えた反省点があります。

少し前にも少し触れましたが、

  • ゆっくり問題を解いてしまう
  • 紙をめくる・マークする時間が意外とかかる
  • 計算等の余白スペースが、広々と確保できない

このような事態が待ち受けていたのです。

正直言って、これらは想定外でした。


試験慣れしていないせいもありますが…。

本番さながらの状態をしっかり見据え、自宅での学習でも配慮すべきであったと猛省しました。

KAO
KAO

時すでに遅し…。

最後の問題までたどり着けなかった

そして、合否を分けるであろう、致命的なミスをおかしました。

最後の問題までたどり着けず…!

教養問題最後の「資料解釈」は、冷静に解けば、誰でも点数がもらえるラッキー問題


それを、問題文すら読むことができず。


撃沈しました…。


「終わった…!」と、不合格が頭によぎった瞬間でした。

後日、合格発表のついでに「成績開示」に行きました。
やはり、「教養試験」が足を引っ張っていた結果でした…。

スポンサーリンク

公務員試験の不合格を経験して

不合格と知ったときは、それなりにショックを受けました。


既卒で独学で学習に励み、数カ月間いろんなものを犠牲し、自分なりに努力してきたつもりですからね…。

しかし、冷静に考えれば、

  • 自分より能力が上の人が多かった
  • 自分よりも努力を重ねた人が多かった

というだけの話ですからね~。


合格者の定員がある以上、

自分が努力をした=合格できる

ではありません。


ですが今となっては、公務員試験を受けて良かったと思っています


30歳を目の前にして、かけがえのない経験ができました。

この経験が、これからの人生の一部に生かされれば、なお後悔のない選択だったと思います。

タイトルとURLをコピーしました