人生初の公務員試験を、30歳を前にして受けることになりました。
いわゆる「既卒受験」です。
それまでは病院勤務でしたので、「公務員試験って何すればいいの?」という状態で挑んだのです。
とかいいつつ、自分なりにできる努力はしましたが…結果は不合格。
反省点が明確でしたので、今回私が公務員試験を受けようと思ったきっかけから、合格発表までを文章にしてみました。
ぜひ、最後までご覧ください。
公務員試験の不合格体験記【独学】

私の基本情報を紹介
既卒で公務員試験を受けてみようと思ったきっかけは、
病院の仕事にあきた。安定した給料が欲しい…。
という、漠然とした思いがあったからです。

そうです…最初はほんの軽い気持ち。
しかし、公務員試験について調べてみると…。
力がみなぎってきたのです
軽い気持ちから始まり、次第に…「落ちてもいいから頑張ってみようかな!」という意気込みに変化。
物は試しだと思い、受験してみることにしました。
…とかいいつつ、自分は元々理系なのに受けようと思った行政職は文系…。
心配でしたが、「やれるだけやってみよう」と思い、まずは情報収集と参考書集めから入りました。
勉強のペースと学習期間

公務員試験の一次試験は「6月末」で、思い立ったのが3月中旬…(泣)
かなり厳しい状況だということは理解していましたが、やると決めたこと。とにかく、日々机に向かっていました。
とにかく日々時間が惜しい状況でした。
よって試験までの約100日間、
「睡眠・食事・トイレ・風呂」以外はほぼ学習時間に充てる
という生活を送っていました。

「捨てる」と決めた科目たち
公務員試験は、「捨て科目」を作らないと受からない…
ネットでそう書かれていたので、私も学習を放棄する科目を決めました。
しっかり学習している人からしたら、「えっ!?」と思われるかもしれませんが…。
捨て科目多すぎ状態
とにかく試験までの時間が足りず、こうするしかありませんでした。
英文なんて5問出題なのに、文章量が少ない第1問目だけ問いて次の問題に移ろうという作戦!

学生時代、英語は苦手でした。
専門の科目に限って言えば「民法を捨てる」というのは、とても勇気のいること。
しかし、経済学の「マクロ・ミクロ経済」で手いっぱいの状態でしたので、捨てるしかありませんでした。

民法、範囲広すぎ…
一次試験当日の体験談

試験前に自宅で一通り時間を計り、過去の教養と専門の問題を解いていました。
しかし、
教養はどう考えたって時間が足りない
という状況…。
捨て科目があっても時間が足りないので「時間配分には十分注意」とだけ頭に叩き込み、試験にのぞみました。
しかし、問題を解いていて感じる現実がありました。
自宅での学習だけでは知りえない、様々な障害があったのです。

模擬試験を1回でも事前に受けとくべきだった…。
このように「う…ん。厳しいかな~。」という状況で試験を終えました。
【振り返って思う】ダメだった原因と反省点

捨て科目に時間を費やしてしまった
教養で「捨てよう!」と思っていた教科の一つである、英文。
5問中1問だけ問いて、あとは数的処理・判断推理に存分に時間を費やそうと心にきめていたのに…。
2問目に差し掛かった時、「…読めるかも!」と思い調子に乗って3問目まで解いてしまいました。

だからと言って、正解の自信はなかったのに…。
やらかしました…時間配分。
自信のない英語に、10分以上もかけてしまう始末…。
まだ数的処理・判断推理の方が正答の可能性が高いって知っておきながら、本当に馬鹿なことをしました。
試験を受けて気づいた学習時の反省点
先ほども少し触れましたが、
このような事態が待ち受けていたのです。
正直言って、想定外でした。
試験慣れしていないせいもありますが、本番さながらの状態をしっかり見据え、自宅での学習でも配慮すべきであったと…。
最後の問題までたどり着けず

そして、致命的なミスをおかしました。
最後の問題までたどり着けなかった…!
教養最後の「資料解釈」は、冷静に解けば誰でも点数がもらえるラッキー問題!
それを問題文すら読むことができず、撃沈…。
「あ…終わった」と、”不合格”が頭によぎった瞬間でした。
後日合格発表のついでに「成績(点数)開示」に行きました。
「教養試験」が足を引っ張っていた結果でした…。
公務員試験の不合格を体験して
「不合格」と知ったときは、それなりにショックを受けました。
既卒で独学で学習に励み、数カ月間いろんなものを犠牲して自分なりに努力してきたつもりですから…。
しかし冷静に考えれば、
・自分より元々の能力が上
・自分以上の努力をしてきた人
が合格したというだけの話ですからね!
ですが今となっては、公務員試験を受けて良かったと思っています。
30歳を目の前にして、かけがえのない経験をさせてもらいました!