人生初の公務員試験を、30歳を迎える前に受けることになりました。

いわゆる、既卒受験です。
それまで、何をしていたのかと言いますと。
大学卒業後に、5年間病院勤務をしておりました。
そのため、
「公務員試験って何をすればいいの?」
という状態で挑んだのです。
と言いつつ、自分なりにできる努力はしましたが…。
結果は、不合格。
私の場合は反省点が明確なので、今回、私が公務員試験を受験しようと思ったきっかけから、合格発表までを文章にしてみました。
ぜひ、最後までご覧ください。
【独学で挑んだ】公務員試験の不合格体験記

私の基本情報について
まずはじめに。
私が、既卒で公務員試験を受けてみようと思ったきっかけは、
という、漠然とした思いがあったからです。

そうです…!最初は、ほんの軽い気持ちです。
しかし、公務員試験について調べていくうちに、やる気が出てきたのです。
ほんとうに軽い気持ちから始まり、次第に「ダメでもいいから頑張ってみようかな!」という意気込みに変化しました。
やってみないことには分からないし、「物は試しだ」と思い、受験してみることにしました。
私は理系の大学出身なのに、受けようと思った行政職は文系…。
かなり心配でしたが、まずは、情報収集と参考書集めから入りました。
勉強のペースと学習期間

公務員試験の一次試験は6月末で、頑張ってみようと思い立ったのが3月中旬です。
かなり厳しい状況だということは理解していました。
しかし、自分でやると決めたことです。
とにかく、日々机に向かっていました。
とにかく、日々時間が惜しい状況でした。
したがって、試験までの約100日間、
「睡眠・食事・トイレ・風呂」以外は、学習時間に充てる
という生活を送っていました。

「学習をしない」と決めた科目たち
公務員試験は、「捨て科目」を作らないと受からない!
いろいろ調べていたらこのように書かれていたので、私も学習を完全放棄する科目を決めました。
万全に学習している人からしたら、「えっ、こんなに!?」と思われるかもしれませんが…。
とにかく試験までの時間が足りず、このように選択するしかありませんでした。
英文なんて5問出題なのに、文章量が少ない第1問目だけ問いて、次の問題に移ろうという作戦!

学生時代、英語は苦手でした。
専門の科目に限って言えば、「民法を捨てる」というのは、とても勇気のいることです。
しかし、経済学(マクロ・ミクロ経済)で手いっぱいの状態でしたので、民法は捨てるしかありませんでした。

民法、範囲広すぎ…。
一次試験当日の体験談

試験前は自宅でひととおり時間を計り、過去問の教養と専門を解いていました。
しかし、
教養はどう考えたって時間が足りない!!!
捨て科目があっても時間が足りないので、「時間配分には十分注意」と頭に叩き込み、試験にのぞみました。
しかし、本番に問題を解いていて感じた、こんな盲点がありました。
自宅での学習だけでは分かり得ない、様々な障害があったのです。

模擬試験を、事前に1回でも受けとくべきだった…。
そして、教養と専門を受けたときの感覚です。
このように、
「う…ん。結構厳しいかな~。」
という状況で、一次試験を終えました。
【当時を振り返る】ダメだった原因と反省点

一次試験の結果が不合格だったわけですが。
- ダメだった原因
- 反省点
を、自分なりに分析しました。
すると、大きく分けて3つの要素が浮かびました。
捨て科目に時間を費やしてしまった
教養科目で「捨てよう!」と思っていた教科の一つである、英文についてです。
5問中1問だけ問き、あとは数的処理・判断推理に時間を費やす!
このように、心にかたく決めていたのに…。
英文2問目に差し掛かった時、
「読めるかもしれない!」
と思い、調子に乗って3問目まで解いてしまったのです。

だからと言って、正解の自信はほとんどありません。
完全にやらかしました…時間配分。
自信のない英語に、10分以上もかけてしまった始末…。
まだ、数的処理・判断推理の方が正答の可能性が高いと知っておきながら、本当にばかなことをしてしまったのです。
試験を受けて気づいた学習時の反省点
そして、本番の試験を受けて見えた反省点があります。
少し前にも少し触れましたが、
このような事態が待ち受けていたのです。
正直言って、これらは想定外でした。
試験慣れしていないせいもありますが…。
本番さながらの状態をしっかり見据え、自宅での学習でも配慮すべきであったと猛省しました。

時すでに遅し…。
最後の問題までたどり着けなかった

そして、合否を分けるであろう、致命的なミスをおかしました。
最後の問題までたどり着けず…!
教養問題最後の「資料解釈」は、冷静に解けば、誰でも点数がもらえるラッキー問題!
それを、問題文すら読むことができず。
撃沈しました…。
「終わった…!」と、不合格が頭によぎった瞬間でした。
後日、合格発表のついでに「成績開示」に行きました。
やはり、「教養試験」が足を引っ張っていた結果でした…。
公務員試験の不合格を経験して

「不合格」と知ったときは、それなりにショックを受けました。
既卒で独学で学習に励み、数カ月間いろんなものを犠牲し、自分なりに努力してきたつもりですからね…。
しかし、冷静に考えれば、
- 自分より能力が上の人が多かった
- 自分よりも努力を重ねた人が多かった
というだけの話ですからね~。
合格者の定員がある以上、
自分が努力をした=合格できる
ではありません。
ですが今となっては、公務員試験を受けて良かったと思っています。
30歳を目の前にして、かけがえのない経験ができました。
この経験が、これからの人生の一部に生かされれば、なお後悔のない選択だったと思います。
病院の仕事にあきてきた。
安定した給料が欲しい。