賃貸物件を探す際、理想的な住まいに出会うことは簡単ではありません。
中には、写真や広告と異なる実態や、住環境に問題のある「ハズレ物件」も存在します。
これらの物件を避けるためには、事前の情報収集や内見時の注意が必要です。
この記事では実際の失敗談を含め、賃貸物件の「ハズレ」を見抜くポイントや注意点について詳しく解説します!
ハズレ物件の特徴や見分け方

では実際にハズレ物件って、具体的にはどのようなケースがあるのでしょうか?
その内容は、いくつかあります。
内見時には細かく確認し、口コミや評判も参考にしましょう。
これらの点に注意することで、失敗を避けることができます。

では、よく皆さんが失敗したと思いがちな項目を、いくつかあげていきます。
立地や周辺環境が悪い
立地や周辺環境が悪い物件は、生活の快適さや安全性に大きく影響します。
などが原因で、日常生活にストレスを感じやすくなります。
また、交通の便が悪いと通勤・通学が不便になり、利便性も低下します。
内見時には周囲の環境をしっかり確認し、長期的に快適に暮らせるかどうかを判断することが重要です。
建物や部屋の老朽化が目立つ
建物や部屋の老朽化は、快適な生活や安全性に直結します。
特に、
などが見られる場合、修繕費用がかかる可能性があるのです。
また、古い内装や設備は使い勝手が悪く、電気や給湯器の故障リスクも高まります。
内見時には細かく状態を確認し、快適な生活が送れるのかどうかをしっかり判断しましょう。
水回りの水漏れやカビの有無
水回りの状態は、快適さと衛生面に関係します。
水漏れや湿気は、天井や壁の腐食やカビの原因となり、ときには健康に被害をきたすことも…。
特にキッチンやバスルームは、頻繁に使用する場所です。
蛇口や排水口の状態、壁や床のカビの有無を丁寧に確認します。
交通アクセスや周辺施設の利便性
交通アクセスや周辺施設の充実度は、日常生活の快適さや時間の効率に大きく影響します。
職場や学校などはもちろんのこと、よく利用しそうなお店や施設は、距離やルートの確認などを済ませておきましょう。
利便性が低いと移動時間やコストが増え、生活の質が下がる可能性があります。
内見時には、実際の交通状況などを確認し、長期的に便利に暮らせるかどうかを判断することが重要です。
価格設定が相場と比べて極端に安い
物件の価格が相場よりも極端に安い場合、何らかの問題が隠されている可能性があります。
例えば、
などです。
必要に応じて疑問に思ったら不動産屋に質問し、相場と比較して不自然に安い理由を理解することが重要です。
近隣住人の世帯構成や民度
そしてこれは内見だけではなかなかできない、「住人同士の問題」。

これは実際に私が経験しました。
先ほどの内容まで紹介したことは、お金で解決できることも多かったり、人によっては気にならなかったりします。
しかし、人と人同士の問題については解決が難しく、間取りや環境的な問題よりもストレスがかかりやすいのです。
そのため、できる限りトラブルを防ぐために、
などを実際に目で見て確認し、おおよその住人の質というものをイメージしておきましょう。
賃貸のハズレ物件を経験!騒音に悩まされないために

では、ハズレ物件にあたった実例を紹介します。
私は今までいくつか賃貸物件を経験していますが、「ハズレ物件」だと感じたのは1か所だけです。
でも、どの物件でも少しは不満や難点はありました。
など。
ですが、そのせいで体調不良になったり、生活が苦しめられるほど追い詰められることはなかったです。
そう。
人生最大のハズレ物件は、
防音性が低い
↓
隣人の騒音被害に直面
という経験。
そのため、「防音性」については、特に慎重に確認しておくべき事項なのです。
周囲の騒音にできるだけ悩まないために、注意すべき点を4つ紹介します。
≫ 騒音トラブルにあわないための対策!すべては入居段階からはじまっている
POINT①:建物の構造を確認する
建物の構造の種類
建物の建築構造を防音性の低い順からいうと、
- 木造(W造)
- 鉄骨造(S造)
- 鉄筋コンクリート造(RC造)
- 鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)
となっています。

物件情報の「建物構造」の項目を見れば分かります。
できる限り、「鉄筋コンクリート造(RC造)」以上が理想です。
構造が強ければOKというわけではない
建物の外観を観れば、だいたいの強度が分かります。
- 【木造】一軒家のような雰囲気のある外観
- 【鉄筋コンクリート造】ガッシリとした外観
しかし、いくらコンクリート系の強い構造でも、必ずしも安心というわけではないのです。
こういった内容によっても左右されるからです。
そのため、「防音性が高いから大丈夫!」と、過信しすぎに注意です。
特に築年数に関しては、より新しい物件の方が防音性が高いことが多いので、選定の一つとして重要になります。
騒音で悩まないためにも、建物の構造は必ず確認しておきましょう。

POINT②:トラブルの有無の確認

賃貸物件探しの際、不動産会社で確認するとより安心なことがあります。
それは、
実際に、その物件で問題があったとしてもわざわざ説明してくれません。

不親切ですが、とにかく契約してもらうことしか考えていないので。
しかし、それが現実なのです。
でも、大丈夫!
それなら自分から聞いてしまえばOK!
自ら、物件事情を聞きだす!
住人の当事者同士でもめた場合は、不動産が把握していないこともありますが…。
受け身でいるより何か情報をもらえるかもしれないので、気になることは聞いて偵察しておきます。
POINT③:上下や隣の家族構成を聞く
個人情報は教えてくれませんが。
周囲の家族構成は、質問すれば教えてもらえるのはご存知でしたか?
など、この程度の情報であれば教えてもらえます。
実際に私はこの確認を怠ってしまったのを、のちに後悔することになったのです。

上階に小さい子供がいるのに、大人でも複数人で騒ぐ家族でした。
だからといって、子供がいなければ安心ではありませんが!
それは正直なところ、
によります。

単身でも足音や声が大きかったり、音楽やゲームで騒ぐ人もいますからね!
でも、あらかじめ世帯構成を把握しておけば、実際に住んだときのイメージはつかめます。
ぜひ、確認しておいてください!
POINT④:物件の見学はしっかりと
物件の見学は、部屋の雰囲気を確認するためのものではありません。
防音性の観点から言えば、自分の目と耳で確認しに行く絶好の機会なのです。
隣との壁は、ある程度把握できます。
- 拳で叩いても手が痛くない:壁が薄い可能性大
- 叩くと手が痛く、壁の中が詰まっている:防音性高め
次に、部屋全体の遮音性の確認方法です。
そのときに、エコーのように反響して聞こえる場合は音漏れの可能性が低く、ある程度は安心できると言えます。

こういったチェック方法は、恥ずかしいことではありません。
自分の感覚だけが頼りです!
ちょうどお部屋の見学中に、周囲の生活音が聞こえてくればラッキーですね!
また、建物の外観だけなら見学の日とは別に、個人的に見に行くのも◎。
その際は、近所の人に不審に思われないように気を付けること。
この記事のまとめ
騒音トラブルは、経験しないと分からないですが…。
周りの住人次第で、自分たちの生活が大きく狂わされます。
自分が気になる箇所ばかりを見ず、住んでから「失敗した!」とならぬよう、事前の下調べや慎重な確認が大切です。
私が「ハズレ物件だ」と言えるのは、いまのところ騒音問題くらいしか思いつきません。

それくらい、防音性はとても重要ですよ!
今回の内容で、少しでも今後の物件探しの参考になれば嬉しいです。
≫ 騒音トラブルにあわないための対策!すべては入居段階からはじまっている
