賃貸マンションは、分譲のマンションと比べると防音性が劣り、近隣の生活音が響きやすくなります。
現在、私は賃貸マンションに住んでいます。
具体的に、
- どういう音が
- どのくらい聞こえてくるのか
を中心に記事にしています。
「賃貸マンションの防音性はこんな感じ」
というのを、知っていただけたらと思います。
賃貸マンションの音はどれくらい聞こえるの?
【はじめに】賃貸マンションについて
まずはじめに。
私が住んでいる賃貸マンションについて、軽く触れておきます。
築年数や周囲の環境などによって音の響き方が異なると思うので、このデータを参考に考えてください。
周囲から聞こえてくる音の数々
上下階のかすかな足音
上階の足音は、「トントントン」という音が聞こえてきます。
だからといって、家の中を歩くたびに聞こえてきてるわけではないようです。
そのため、ドタバタと動き回らない限りは不快と感じるほどではありません。
静まり返っているときや、早朝や深夜は聞こえやすくなります。
そして、下階の足音もたまに聞こえます。
ですが、遠くの方から聞こえてくるようなイメージ。
上の階ほど鮮明ではないので、普通に生活している分には認識しにくいです。
【上階の足音不快度】
【下階の足音不快度】
【隣の足音不快度】
隣は、リビング同士が接していない間取りのせいか、ほとんど聞こえません。
ただし、
という場合は、多少不快に感じるかもしれません。
≫「木造アパート」はどのくらい周囲(特に上階)の音が聞こえるのか①?
≫「木造アパート」はどのくらい周囲(特に上階)の音が聞こえるのか②?
玄関やドアの開閉音
玄関やドアなどの開閉も聞こえます。
ほとんどが気にならない程度なのですが…。
たまに、ビクッとすることがあります。
頻繁に聞こえてくる音ではないので、「意外とドアの音って聞こえるんだな~」くらいになります。
なにかを落としたような音
- モノの重さや大きさ
- 落とした場所
- カーペット等の上か
などによっても、響き方は変わってくるかと思いますが。
「今、なんか落としたっ!」
というのは、上階の場合は特によく分かります。
隣に関しては、部屋の壁から近くない限りあまり分かりません。
カーテンの開閉音
カーテンの「シャッ」という音、意外と聞こえてくるんだということに驚いております。
隣接する部屋のカーテンの開け閉め音。
1日のうちで、何度もカーテンを操作する家庭っていないと思うので、ふとしたときに認識する程度です。
ですが、こちらが静かにしている時は、自分の部屋のカーテンが開け閉めされたかの如く、間近に聞こえたりします。
深夜の周囲の話し声
現在の前は、木造アパートに住んでいた私ですが。
賃貸マンションに住んでから、日中に天井や床や壁を通して隣人の声が聞こえてきたことは一度もありません。
しかし、話し声が聞こえてくる場合があります。
それは、
深夜の話し声や笑い声。
どうやら、普段の会話以上のボリュームで話されると聞こえてくるようです。
深夜は、
- あたりが静かになる
- 自分の部屋のテレビ等を消す
といった状況になるため、それだけ音が目立つのです。
隣人に元々声が大きい人がいたり、酔っぱらって複数人で騒がれると聞こえてきます。
音はどれくらい聞こえるのか?
私自身が、
- 木造アパート
- 鉄筋コンクリート造マンション
のどちらも住んだからこそ言えることですが。
マンションの方が防音性が高く、そこまで大きな音は聞こえません。
木造アパートの時は話し声などをはじめ、生活音が大半筒抜け状態でした。
ときには、会話で隣人の個人情報が聞き取れていたりしていましたよ。
しかし、マンションはそこまでありません。
賃貸でも鉄筋コンクリート造のマンションであれば、それなりにプライバシーが守られるようです。
耳障りと感じる場合の音
普通の生活音程度では、そこまでうるさくはない賃貸マンションですが…!
たまに私が感じた、耳障りだと感じた音の数々を紹介していきます。
深夜や早朝の生活音
たとえ防音性が高めのマンションでも深夜や早朝は周囲が静まり返るので、それなりに音は響いてきます。
たいていの人なら早朝や深夜であれば、
- 足音
- ドアの開閉
- 声のボリューム
など、自身が発する音を昼間よりも抑えて行動するはずです。
しかし、たまにそうでない人がいらっしゃいます。
深夜や早朝に活動する場合、配慮があればたいした音にはならないのでしょうけれども…。
配慮がなく日中と同じように行動する住人がいれば、それなりにうるさいと感じます。
建物の構造うんぬんというより、深夜や早朝に関しては「住人の配慮やマナー次第」と言えます。
ベランダを通しての話し声や物音
そして意外と聞こえてくるのが、「外から入ってくる音」です。
たとえ壁の防音性が高くても、ドアの構造がしっかりしていないと、空気を伝ってやってくる音は避けられません。
例えば、以下のような場合です。
昼間でしかもドアを閉めていれば、気にならない程度です。
ですが夜間や早朝に関しては、「耳障り」と感じることもしばしば…。
これも「住人のマナー次第」と言えます。
ベランダで、上下や隣との間隔が狭い場合は、割と聞こえてくる可能性があります。
共用部の廊下でヒールで歩く音
そして、私が最近気になっているのが、「共用部廊下での足音」です。
すべての足音が気になるわけではありません。
という、2つの条件が揃ったときに不快と感じます。
同じフロア、もしくはすぐ上の階だとなかなかリアルに聞こえてきます。
【その他】引っ越しや退去後の清掃
「住人が出す生活音」とは違いますが、せっかくなので紹介します。
ほかに、気になる音をあげるとしたら、「住人の退去前後に関連する音」になります。
仕方がないのは承知ですが、結構響くのです。
私は元々木造アパート出身で、現在が鉄筋コンクリート造マンションになりますが、
「引っ越し」や「業者の清掃」で出る音は、木造の生活音と大きく変わらない
と感じました。
特に「上の階の引っ越し」は、大きい音が伝わってきます。
引っ越しやお部屋の清掃で、配慮しながら行動する人っていないと思うので、響くのは当然ですよね~!
しかし、このことから言えるのは、
住人の生活音でもバタバタ動き回ったり、物などをドンと思いっきり床に置いたりすれば、周囲に結構響くのだろう
と感じます。
この記事のまとめ
以上を簡単にまとめます。
賃貸マンションでは、
- たいていの生活音はそこまで聞こえない
- 足音は聞こえるが、不快すぎるほどではない
- 深夜や早朝は、行動によっては響きやすい
- ベランダでの生活音や声は、配慮がないとうるさい
ということが言えます。
あとは、賃貸マンションでも間取り次第で結構変わってくるのかなぁ~と思います。
ちなみに、私が住む賃貸マンションは「2LDK」です。
3LDKになると子供がいる家庭がほとんどだったりしますので、それだけうるさくなる確率があがります。
この記事で、「賃貸マンションの防音性」をだいたい理解してもらえたのではないかと思います。